ノラン ナラン_コリア

君と私で日本人が少ないところへ行きたい!韓国在住者ノランがお届けする韓国生活情報。

【生活】月経カップの使い方と感想

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毎月やってくる生理。

わたしは今、ナプキンから月経カップというものに移行しています。
わたしが、月経カップを使おうと思ったきっかけなどについて話そうと思います。

 

 

月経カップとは?

月経カップとは生理カップとも言われ、ナプキンやタンポンに代わる生理用品です。その名の通り、カップ状になっています。シリコンでできていて、洗って繰り返し使えることが最大の違いです!使い方は体内に装着し、カップに溜まった経血を捨てて再装着します。

 月経カップを使いはじめたきっかけ

毎月大量のゴミを出すこと、そして不安な生理用品にピンクタックスを生涯払い続けることをやめたかった。

 

韓国に来て、(ほぼ)初めて一人暮らしをして気づいたのは思ったよりも日々ゴミを出していること。実家暮らしでいかにも家事をしていなかったかがバレるけど。

特にソウル(韓国全体も?)はゴミの分別が日本より厳しい!
一般ゴミのほか資源ゴミの種類が多くてビン、カンのほかに服やビニールまで。環境にはいいことだけど改めて、自分が出しているゴミのことを考えるきっかけになりました。

 

生理用品に関しては韓国のものを使ったことはあまりありませんが、同じ名前でも品質は違う感じがしました。また以前、韓国製の生理ナプキンから発がん性のある有害物質が検出されたこともあり、もともと印象はよくありませんでした。しかも2018年と結構最近なのが怖い…。

 

そして、韓国の生理用品は高い!

韓国の女性には生理用品の価格はピンクタックスと言われているみたい。ピンクタックスとは女性だけが払わなければならない謎の税金や価格差のこと。正直ピンクタックス、ピンク税なんて気にしたことがなかったけど…安く済むならその方がいいに決まってる!

ナプキン :韓国 33円/日本 18円 (1枚の値段平均)
月経カップ:3000円代〜 (使用可能期間 約5年)

 
ナプキンの値段は日本の1.8倍!
毎月消耗したらちりつもでしょう?

 

月経カップの使い方と難関

とはいえ、「じゃ、次回から月経カップね。」というのは難しいので移行期間が必要です。この移行期間には難関が2つあり、これをクリアすれば晴れて月経カップをメインユーズできるようになるでしょう。

 

1つ目の難関 装着

わたしの場合、4〜5ヶ月でやっと装着作業に慣れてきました。しゃがんだり、立ったり、いろんな体勢姿勢でベスポジを探すための練習期間です。あまり手前だと漏れます。入れてたあと、引っ張ってみて簡単に動かない位置です。
カップを摘んで挿入→中で開いて吸着。

 

2つ目の難関 外出時の着脱

膝の上にトイレットペーパーを3〜4巻とって、取り出し、拭き取り、再装着。家だと手をすぐ洗うことができるけど、外出先ではできないので用意周到にしておかなければ…

じつはまだトライしていなくて、来月はやって見たい!流せるウェットティッシュを持ち歩いて、次回挑戦してみます!

 ちなみに、装着がうまくできていないと漏れるので保険としてナプキンを着用しています。


(3つ目の難関 管理)
人によってはここが面倒に感じるかもしれないので、()書きにしました。
ちょっと面倒臭いのは、使用前と生理が終わってから長時間放置する前の手順です。
煮沸消毒をしなければなりません。体の中でも特に繊細な場所に使うので雑菌が入ってしまうと感染症を引き起こす原因になります。管理も習慣化しなければなりません。
 

使った感想

装着さえしてしまえばとーーーっても楽チンです!ふとした瞬間に流れる不快感がないのが快適!おしりもモゾモゾしない!小さな変化ですが、快適度は遥かに高いです。主に睡眠時に使用しましたが不快感がかなり軽減されました!
挿入も取り出しも慣れるまで時間がかかるので、はじめは時間に余裕のある時に使うことをお勧めします。そして最大の不安は難関2だと思います。外でどんなトイレに遭遇してもできるように経験を積むことですね。(わたしもがんばります!)

生理のゴミを減らして、節約できる一石二鳥で今は使うメリットをとても感じています。災害時には生理用品が不足するなどの事態がありましたが、月経カップがあれば備えられるかもしれませんね!