ノラン ナラン_コリア

君と私で日本人が少ないところへ行きたい!韓国在住者ノランがお届けする韓国生活情報。

【韓国】コロナ収束の光が見えてきた…?

f:id:nolang:20200420164821j:plain

韓国は本日4月20日コロナ感染者数は10,674名(前日比+13名)、死亡者数は236(前日比+2名)となり、落ち着きを見せています。首都ソウルの感染者は+0でした。韓国は3月の爆発的増加以来、素早い対応でここまで拡大を押さえ収束に向かっています。
他の国からも賞賛されているその対応にはもともとの韓国に根付いた文化が関係しているのではないでしょうか。

おこもり文化とパリパリ文化

韓国ではもともとデリバリー文化が根付いています。ネットスーパーは当たり前、クパンという楽天のようなサイトでは2千円程度の購入でも翌日配送してくれます。
それにポジャンと言って食べ物の持ち帰りができない店はほとんどないですし、デリバリーで頼めない食べ物はないほどです。サムギョプサルなどの焼肉も焼いて届けてくれます。家にいたまま生活必需品のほとんどが手に入るシステムが出来上がっており、コロナのが流行する前からすでに多くの人が利用してます。

パリパリというのは韓国語で「早く早く」という意味です。
韓国人はなんと言ってもせっかち。そして決めたら行動が早い。
上記のように配送の基本が早いのはこの文化が背景にあります。
スピード出しがちで交通事故が多いのはこのパリパリ文化のせいだと言われています。
今回のコロナではこのパリパリ文化がかなり功をそうしたのではないでしょうか。検査大勢やマスクの購入制度、感染者の多い国からの入国禁止など様々な政府の対応が早く驚きました。

IT大国の感染者囲い込み技術

そして韓国は言わずと知れたIT大国。
この成長の裏にはパリパリ文化も関係しているかもしれません。クレカはもちろんスマフォのアプリで決済したりすることにあまり抵抗がありません。(お金を出してお釣りをもらう時間に煩わしさを感じるらしいです)日本に比べて、速さや便利さを求めて新しい物やITに大して国民の抵抗が低いように感じます。
速さや便利さのためならアプリの開発もお茶の子さいさい。海外からの入国者にはあるアプリのダウンロードを義務化。そのアプリでは入国から14日間、決まった時間に体温を報告しなければなりません。報告がないと電話がかかってきて体調の確認をされるそうです。また隔離者はGPSで管理されており、脱走するとばれます。(スマフォを持っていた場合だそうですが)
こうしたIT技術を利用して、感染者を確実に囲い込み、管理を徹底しています。

今後はどうなる?

収束に向かい、感染者も日々減少しています。
しかし、街中ではマスクをしない人が増えたり、市街地では賑わいを見せ始めています。国民全体がすこし油断してきているように思います。
政府が社会的距離置き(사회적 거리두기)を実施しています。4月19日までだったものが、緩和された拘束力で5月5日まで延長されました。この社会的距離置きの措置は宗教施設や集団感染が高い施設の閉鎖や一定規模以上の集会などを禁止する拘束力があります。

ですが5月の始めに連休があり帰省者など人の移動が増えることが予想されるため、また感染拡大するのではないかという見方もあります。

外国人への対応

本日4月20日より、韓国の健康保険未加入の長期滞在者でも公的マスクを購入できるようになりました。購入可能な施設は薬局、郵便局、ハナロマートなどです。購入の際には外国人登録証または永住証、居所証が必要。うまれ年別に購入可能な曜日が指定されています。詳しい曜日はこちらの記事をご覧ください。

nolang.hatenablog.jp

マスク販売場所の探し方

nolang.hatenablog.jp