ノラン ナラン_コリア

君と私で日本人が少ないところへ行きたい!韓国在住者ノランがお届けする韓国生活情報。

【カンボジア】人生で一度は訪れたい!アンコールワット女子ひとり旅

今週のお題「遠くへ行きたい」

もたもたしてたら先週のお題になっちゃったけど、まいっか。
久しぶりにひとり旅に出たいな。たまには韓国じゃない場所にね。

 

 

旅行はともだちや恋人と行くのも楽しい。特別な時間を共に過ごし、後々の思い出を共有することができる。

でも旅行先のなにか目標物に重点がある場合にはぜったいひとり。
それにわたしは歩きながらいろいろな発見をすることが好きだから、きままな一人が好き。歩き疲れたとか言われるくらいなら、ひとりでいたい。だいたい旅行中は毎日2万歩くらい歩くかな。

一番好きな旅のカタチは好きな時に起きてその日の気分で行き先を考える。無計画という計画である。これこそ旅の醍醐味。とはいえ行きたい場所リストはざっくりあるからそれを中心にその周辺をブラブラするスタイル。

 

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3年前のカンボジアひとり旅を思い出してみようかな。
そもそもなぜカンボジアシェムリアップを選んだのか。
アンコールワットをはじめとするカンボジアの遺跡群はすでに劣化が進んでいて、わたしが生きている間にも原型を留めなくなる可能性があるという情報を小耳に挟んだからだった。 

 

 ◆カンボジア入国

シェムリアップへは東京からクアラルンプールを経由して入国。クアラルンプールでは4〜5時間の乗り継ぎ時間。早朝のため飲食店などは空いておらず、凍えながらベンチで仮眠。なんせ、KLIAは激寒空港としてもよく知られている(?)。

 

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無事にシェムリアップに着いたら入国。
すでに東京のカンボジア大使館でビザを申請取得していたのでそのままイミグレへ。
1日目はアンコールワット遺跡群のチケットを購入。その後チケットを切らずに見せるだけでなんか遺跡?へ。トゥクトゥクの兄ちゃんに言われるまま丘へ登ったものの、イマイチだったし中国人のこどもが立って用を足したのしか覚えていない。(…)

あとでよく調べたらわたしがいたのは中腹で、もっと登ると開けたところから夕陽が見えたらしい。これも旅のひとつ。カンボジアで中国人にカルチャーショックを受ける。…そう、それが旅のひとつ………。 

アンコールワット

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1番の目的、アンコールワット!ねらうは朝焼けver!そうそうこんなのこんなの〜!

日の出前の早朝5時、ホテルを出発。あたりには街頭もなく遺跡へはひと気を辿って行く状態。旅行の度に持ってた懐中電灯は初めて本領発揮をした。

日の出はだいたい7時。あたりがじわりじわりと明るくなり出した。そろそろくるぞ…

 

 

 

 

いや、そんな気配全くない。 

実際の写真がこちら。

 

 

 

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グレーの雲がだんだん白に染まっていく。朝焼けなんて程遠い、むしろこれは全面白背景の合成か…。中国人の団体もざわつく。
綺麗な朝焼けアンコールワットはピクサベイ から拝借。

 

でもそんなどんよりな気分も遺跡を見たら晴れた。

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日が昇って、本堂に入場するととても長い回廊。壁には一面レリーフが。
数百年も昔に人がこれを作った技術に感動した。聖書(地球の歩き方)を片手に、意味を理解しながら歩く。いつもこういう時、もっと真面目に歴史の勉強をしておくんだったと後悔する。まあ、歴史が苦手でも楽しいんだけど。アンコールワットはほかの遺跡よりも美術館や博物館をじっくりみて歩く感覚に似ていたきがする。

 

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少しオタクっぽい話になるが…この神殿や、宗教戦争の痕跡、苔むした感じ…ひと気がないところへ行くとまるでゲームの世界にいるよう。宗教感と人気のなさはゼルダの伝説みたいってちょっと思った。オカリナ吹いて馬を呼びたくなる。(古いかな?笑)

 

◆「天空の城ラピュタ」のモデル?ベンメリア

洪水のため車のツアーが中止になったため、トゥクトゥクで2~3時間。
到着したのはベンメリア遺跡。
一部の人には映画「天空の城ラピュタ」のモデルではないかと囁かれているらしい。

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自然が朽ち果てた遺跡を飲み込んでいる姿は感動した。
言葉で表すのは難しいが、往復ガタガタゴトゴト5時間かけて来てよかった。
特にベンメリアは遺跡の劣化がすすんでおり、遺跡内部に木の歩道が設置されていた。
数年前には歩道はなく直接遺跡ないを自由に歩き回れたとか。
ラピュタはさておき、死ぬまでに行けてよかった〜というレベルの感動だった。

 

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カンボジアの遺跡周辺には自称ガイドがはびこっていて
わたしはこのベンメリアでだまされてしまった。

「こっちが近道だよ!」とにこにこ話しかけてくる。

とりあえず道が分からなかったのでついていくことに。
ちょっと歩くと、遺跡の崩れて積もった石のうえをよじ登れというのだ。

おかしい。
(こいつはあとでガイド料請求してくるな…)

ここで気づいた私は

「あなたについていってもいいけど、ガイド料は払わないけどいい?」

って聞いたら不服そうな顔をして去っていった。
わたしは貧乏旅行者なのだ…。
ガイド料先にを提案して騙すようなやり方じゃなかったら違ったかもしれないが…。やり口がどうも許せなかった。
 

◆観光で見えたカンボジアの社会問題

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遺跡群を歩いていると、物売りの子どもたちが寄ってきて1〜2ドルのものを買えという。子どもに労働をさせることに問題はないのだろうか。
きっと子どもが商売したほうが売れるんだろうが。
だがそれによって学校にもいけず、彼らが大人になった時そのサイクルを止められない。
カンボジアの就学率の低さは教師や学校が足りていないのも一つの理由だが、こうした貧困のサイクルも問題だろう。
そう考えるとこどもからたった1ドルでも、ものを買うことは正しいのかと思えてきた。たった1ドル、されど1ドル。

じゃあ一生懸命家庭を守るためがんばる(ニセ)ガイドお父ちゃんに
チップを払うかと言われるとそれも違う気がするし…。

ちなみに現地人は無料で遺跡に入れるらしい。

◆マーケット

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マーケットは日中開いているお土産屋さんと夜に開く「ナイトマーケット」がある。
日没から開き始めて、7~8時ごろにはかなり賑わっていた。
hariharaという雑貨屋さんでは、フェアトレードの商品を売っていた。
しかも可愛い♡寄付ではなくて商品価値を感じられることにも好感が持てた。
たくさん買いたかったが所持金が少なく残念ながらブレスレットのみ購入した。
※どうやら現在は日本からもオンラインで購入できるよう。

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ビールと春巻き、たしか1〜2ドル。(ここの店ではなかったけど)
昼間はあんまり美味しくない謎の料理が6ドル〜だったのでかなり嬉しかった。
酒の方がやすいってどうゆうこっちゃと思ったが、遺跡のすぐ近くは旅行客の囲い込みで最低ラインが高いらしい。

◆女子のひとり旅ってどうなの?

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カンボジアに関しては、トゥクトゥクのチャーター料金が1台の値段だったから出費は少し痛かった…。

メンタル面でいえば、さみしい瞬間もある。
カップルで仲良く手を繋いで観光しているのを見ると。
それを考えると最初にも触れたように場所を選ぶかも。
でも、人生は一度きりだと思ったら行きたいと思った時にいかなくちゃ。
だって、遺跡がいつ崩れるのか、新型ウイルスがいつ流行るのか、戦争がいつ始まるのか…そんなこと誰も分からないんだから。

いままでのひとり旅で唯一頭を抱えていたのは写真。
自撮りばかりしてると、画面の半分が自分の顔。
今回は脚立を持参。重いし嵩張るけど気ままに写真を撮れてよかった。

コロナが消え去ったらまたひとりでどこかにいこうっと。

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