【韓国】EMSの訪問集荷の依頼方法とコロナ禍の所要日数
現在新型コロナウィルス(COVID-19)の影響により日韓をつなぐ飛行路線は減便しています。そのためEMSを含む国際郵便の到着が遅延しています。
帰国前でバタバタしていた発送をまとめました。
時差がありますが…コロナ禍で小包とEMSを送ってみたので紹介します。
◆発送方法
韓国から日本に荷物を送るには大きく分けて3つの方法があり、それぞれの発送方法によりと最大重量や料金がことなります。
コロナ禍での状況と併せてご紹介します。
▼スクロール可能▼
船 国際小包 | 空 国際小包 | EMS | |
---|---|---|---|
サイズ |
最長辺 1.5m以内 3辺長さ 計3m以内 |
最長辺 1.5m以内 3辺長さ 計3m以内 |
最長辺 1.5m以内 3辺長さ 計3m以内 |
最大重量 | 20㎏ | 20kg | 30kg |
期間 | 1週間~2ヶ月 | 1~2週間 | 1~3日 |
料金 | ₩9900~ | ₩17000~ | ₩23500~ |
集荷方法 | 郵便局訪問 | 郵便局訪問 |
郵便局訪問 訪問集荷 ※有料 |
covid-19 の影響 |
+不明 の遅延 |
取扱中止 | +2~7日の 遅延 |
・船輸送 国際小包
国際郵便の中でも最も安い発送方法です。
ですがその代わりに1週間~2か月と到着までに時間がかかります。
所要時間にムラがあるのは船舶に載せて荷物がいっぱいになったら港を出発します。
貨物が多い時には早く、少ない時には時間がかかってしまうということです。
また金額が安いことから直接郵便局へ持って行く必要があります。
ーコロナ禍での取り扱いについてー
2020年7月現在、各種サービスが遅延しているため1~3か月以上が予想されます。
・空輸送 国際小包
船輸送の次に安い発送方法です。
空輸便は1~2週間で到着します。
こちらも直接郵便局へ持って行く必要があります。
ーコロナ禍での取り扱いについてー
2020年7月現在、空輸便が中止になっています。
・EMS(国際スピード便)
最も早く到着する国際郵便配達です。
ソウル⇔東京など大都市の場合、通常は2~3日で到着します。
また発送可能な重量が最大30kgまで可能なのが特徴です。
最も安い船便に比べると送料は倍程度になり、高額です。
ですがEMSは事前予約で郵便局へ持って行くと割引をしてくれます。
また別途有料で集荷依頼が可能です。
集荷依頼については下記に記載しています。
ーコロナ禍での取り扱いについてー
わたしの訪れた郵便局では、東京や大阪などの大都市なら送ることができるといわれました。郵便局によって対応が異なる場合がありますので、地方に送りたい場合には直接発送する郵便局に問い合わせすることをおすすめします。
こちらも遅延しており5~10日かかることが予想されます。
◆訪問集荷でEMSを送ってみた
EMSは郵便局の国際発送の中で唯一自宅など好きな場所で集荷をしてくれる発送方法です。
集荷は有料で3000ウォン、荷物追加ごとに+1000ウォン。
最大5,000ウォンまで。
集荷依頼は電話またはインターネットから可能です。
依頼方法についてはこのあと紹介します!
・訪問集荷の際、事前に用意するもの
・梱包用品
通常郵便局では手に入る、箱やテープなども事前に用意が必要です。
・伝票
電話で集荷依頼をする場合には事前に郵便局で入手しておきましょう。
インターネットで集荷依頼をする場合にはネット上で事前入力するため伝票が不要になります。
・電話依頼(手順)
1588-1300 に電話、ガイダンスに沿ってプッシュトークののち依頼をします。
掛けてみましたがなかなかつながりませんでした。わたしは仕事の休憩時間中にかけてもつながらなかったので、インターネットで申請をすることにしました。
・インターネット依頼(手順)
インターネットで集荷する場合には集荷依頼と同時にインボイスを作成します。
そのため発送物の内容や金額などを事前に把握しておくと、スムーズでしょう。
※韓国国内の電話番号及びカードが必要です
1. 集荷依頼のページにアクセス
https://ems.epost.go.kr/front.EmsApply1100c.postal
2.訪問集荷にチェック☑
ページを開くと一番上に表示される訪問集荷/방문접수にチェックをします。
※ここにチェックを入れずに、以下の作業に進むと手書き伝票の記入が不要のオンライン申込が可能です。発行されたバーコード画面を郵便局で提示するのみでOKになります。(軽い荷物は書く手間が省けるのでおすすめです!)
3.約款に同意する☑
スクロールすると現れる約款を確認し、チェックを入れます。
画像から消えかけていますが…全体同意にチェックを入れると自動で全て入ります。
4.送り主と受取人情報、集荷情報を入力
まずは送り主と受取人を入力します。
韓国国内の住所は住所検索にて自動的に英語に変換してくれます。
ハングルのアルファベット化ってめちゃめちゃ苦しいのでありがたいです!
日本の住所も郵便番号がわかれば市まで自動入力してくれます。
しかも郵便局のオンライン会員になると、自分の住所や送り先住所を登録しておけるから便利!
次に集荷情報を入力します。
訪問希望日時を選ぶことができます。
5.内容物を入力
全て英語で入力する必要があります。
検索窓から韓国語で検索をすることができます。
服の場合にはclothes
本の場合にはbooks
お菓子の場合にはsnacks などでOKです。
この入力が完了したら、下にスクロールして세관신고 내역추가(税関申告書 内訳追加)ボタンを押すと伝票に追加されます。
1種類の内容物ごとに入力→[税関申告書 内訳追加]ボタンし、全ての項目を入れます。
内容物の入力が完了したら一番下の左、次へ(다음)をクリック
6.支払い方法の登録
韓国国内で発行されたチェックカードまたはクレジットカード情報を入力します。
この時点では決済されませんが、必須項目です。
7.訪問集荷
指定した日程に電話で具体的な集荷時間を教えてくれます。
その時間になったら郵便屋さんが来て、その場で荷物を軽量して支払いをして完了です。
このとき事前に登録しているカードのみしか使えないそうですのでご注意ください。
◆EMS発送から到着までの時間
日本へ荷物を2つ送る機会がありました。
重さも送り先も異なる2件。全てソウルから発送しました。
【A】20kg(発送先:神奈川) 訪問集荷
送料:99,000ウォン
所要日数 10日(6/30発-7/10着)
【B】650g(発送先:兵庫) 郵便局にて発送
送料:24,500ウォン
所要日数 4日(7/7発-7/11着)
【A】の荷物は10日間かかりました。
荷物が重いことや荷物が特に集中する関東地方だったことが遅れの原因かもしれません。
【B】の荷物は片手でも持てるような重さ(Tシャツ2枚)だったので、大量の荷物を運ぶ飛行機の隙間にも載せてもらえたかもしれません。意外と早い4日で到着しました。
にしても、20kgも送ると1万円くらいかかるんですね…。飛行機に載せるよりは安いけど…。
◆国際小包(船便)も送ってみた
こちらは自力で郵便局まで運ぶ必要があります。
私の場合はオフィステルの管理室から荷台を借りて押して郵便局まで行ってきました。
「台車」という韓国語が分からず、一生懸命説明しました。笑(손수레や밀대というらしいです)
【C】14.5kg(発送先:東京)郵便局にて発送
送料:47,500ウォン
所要日数 22日(7/7発-29着)
わたしの荷物はソウルから発送しましたが、釜山港にて国際船舶に積船されたようです。通常も釜山で積船されるかは不明ですが、ソウルから釜山に移動するまでに〜日所要していました。
◆日本から韓国へ(EMS)
6/11 昼 兵庫県 → 6/16 朝 ソウル
5日で受け取ることができました。
通常は2~3日なので、倍かかっていることがわかります。
ちなみに1kgほどの荷物でした。
◆荷物を送るときの4つのポイント
最も気を付けたいのは梱包を頑丈にすること!
韓国の通販などで使われる段ボールはほぼ使い捨てのヤワなハコです。
郵便局で購入できる段ボールは丈夫ですが、箱のつなぎ目などから避けてしまうこともあります。
ポイントは
1.開けるときの不便さは考えない。
2.厚めのテープを勿体ぶらずに使う
3.角という角、辺という辺を徹底的にテープで覆う【重要】
4.保険をかけるなら中身はビニールなどで包装してから詰める
韓国を含む多くの海外では日本国内では考えられないほど雑に扱われているのだと思います…。
箱が避けて届いたこともあります。幸い中身は溢れていませんでしたが。
◆まとめ
【A】EMS 20kg(発送先:神奈川) 訪問集荷
所要日数:10日
【B】EMS 650g(発送先:兵庫) 郵便局にて発送
所要日数:4日
【C】14.5kg(発送先:東京)郵便局にて発送
所要日数:22日
大きさと方面が異なるため、同じEMSでも時間差が出たのかもしれません。
船便の場合にはタイミングと発送元にもよるのでコロナによらず所要時間にはむらがありそうです。
いずれの発送方法でも日韓の郵便に遅延が出ています。
時間には余裕を持って発送するのが良さそうですね。