ノラン ナラン_コリア

君と私で日本人が少ないところへ行きたい!韓国在住者ノランがお届けする韓国生活情報。

【韓国】暮らして感じた28のカルチャーショック

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今では常識になりつつあるけど…韓国で暮らして約1年、日本人のわたしからしたらちょっと違和感を感じる毎日をご紹介😊

◆パリパリ!=早く早く!早いは正義編

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地下鉄は目的地の1つ前の駅を出発したら席を立つ

特に停車間隔の狭い2号線ははやい!電車が止まってからでも間に合うのでは?
その分ドアが開いてから乗ってくるのも、席に座るのも早技です。 

文章でやり取りするよりもすぐに電話をする

何よりスピード勝負!
会社に採用の問い合わせで「あの、メールしたんですけど」と聞いてみると「メールはみてないんです」と堂々と言われる始末。
※会社によります 

通販の商品の到着が早い

早いは正義!
無料配送でも翌日到着はあたりまえ!
配達員さんが激務なんじゃないか心配になります。
でも荷物は投げないで!

なんでも出前で食べられる

これは本当に便利です!配達員さんありがとうございます。
今でこそやっと浸透し始めた日本のデリバリー。韓国国内のレストランで食べられているものはほぼ100%出前できるのではないでしょうか。
焼肉も焼いて持ってきてくれます。(笑) 

道がわからなかったら調べるよりその辺の人に聞く

調べるより早いから。
ごもっとも!

エレベーターの閉ボタンの消耗だけ早い 

早く閉めたい!しまれ!しまれ!しまれ!

 

◆人間関係編 

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安否電話

安否電話(=アンブチョナ)と呼ばれる、何も用事がないけど家族・恋人・友達に電話をする文化。内容は大体「今なにしてる?「ご飯食べた?」「どこにいる?」
連絡はマメだがこちらもだんだん同じこと答えたらいけないかなって大喜利してる気分になることも。

「ご飯食べた?」はあいさつ

上の安否電話でも「ご飯食べた?」って言ってますね。
日本人的には「え、一緒にごはん食べたいのかな」とか「聞いてどうするんだろう」とか思っていましたがアイスブレークや挨拶みたいに使われています。
マレーシアでも「スダ マカン?(ご飯食べた)」ってよく言うし、ご飯に重きを置く国では挨拶のひとつとされているみたいですね。

返信が早い

人にもよりますが、常に携帯みてるんじゃないかと思うくらい返信が早いこと!仕事中でも簡単な内容だったら割と返信率が高く感じます。
安否電話の文化が根付いていることから、周囲の人との連絡に互いが寛容なのではないでしょうか。

予定をギリギリまで確定しない

日本人の友達とはどこで、何時に、何をするか1ヶ月前に決めておくことも普通にあります。こちらにきてから日にちはざっくり決めて、約束の日まで連絡をしないことも。
ぎりぎりに変更、変更、変更、おじゃんってこともザラにあります。
韓国人彼氏は月曜日に「今週末絶対会いに行くね♡」っていっておいて、木曜日は「やっぱ、無理かも」とか言ってきます😇
※もちろん人によります  

ねえ?話聞いてる?

目は合ったりするし、ケータイをみているわけでもないけど…相槌が少なく黙々と話を聞いています。ちょっと聞いてる?ってなる瞬間があります。
カフェで女子ふたりのうちひとりが必死で話して、ひとりがただ聞いているスタンスが少し不思議でした。韓国のコミュニケーションと比較して日本語は相槌が多いコミュニケーションツールなのかもしれないと感じた瞬間でした。

◆食生活編

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アメリカーノ

年間でアンニョンハセヨの次に最も発言されている単語はおそらく「アイスアメリカーノ」。恐ろしいくらいアメリカーノを飲みます。アメリカーノエスプレッソに水を加えた飲み物です。
昼食が無料で支給されることが多い韓国では、2000~5000ウォンのコーヒーに毎日お金をかけられるというのも理由かもしれません…(?)

ダイエットする時は、サツマイモ&キムチが最強ダッグ

サツマイモなんて甘くてダイエットとは無縁そう…キムチは塩分が多いからむくみそう… と思ってしまいました。
食物繊維と発酵食品パワーで排出を促しましょう!ということみたいです。
それにしてもふかしたサツマイモにキムチを載せて食べる意外な組み合わせにもびっくり!ちなみに塩分が気になる人はキムチを洗って食べるとか…(本当かな…?笑)

韓国人の「辛くない」は大体辛い

これは辛い物が苦手な在韓日本人なら直面することが多いでしょう。
透明で澄んだスープが辛いこともたびたび…
ノーマルのフライドチキンも心なしか辛い…なんてことも。

天ぷらはトッポキのソースにつけて食べるものだ

最初は「え!なにしてるの!?」って思いました。
でもこれがハマると病みつきです。
海苔巻きにトッポキの辛いソースをつけて食べる人もいます。
つけると言うよりぶっかけている人もいます。

食べ物を分け合う

会社で誰かがお菓子を開けると、小袋がなくても配りはじめて驚きました!
わたしの会社はデスクでおやつを食べて良かったことと女性が多い職場だったせいかほぼ毎日貰い物のおかしを食べていました。
道を聞かれたらみかんをくれたり、KTXの隣の席の人がお菓子をくれたり食べ物をいろいろと分てくれます。ともだちはキムチを3キロくらい分けてくれました。ありがたい!

◆ファッション編

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みんな持ってる「3本スリッパ」

通称「サムソンスリッパ」と呼ばれる、アディダスを彷彿とさせるデザインの無許可スリッパ。価格は3000ウォン前後で露店や会社の売店などでも売られています。
会社員は社内でこのスリッパを愛用しているとか…。
もちろん家にも完備。コンビニ行くときは、春夏秋冬サムソンスリッパ。

 

おじさんも眉毛タトゥー

お仕事リタイアされているようなおじさんも眉のアートメークをしていて、美意識の高さを感じました。日本よりもカツラを積極的に使うなど、お年を召しても綺麗でいたいというバイタリティーに感動します。
見習わないといけませんね…。

完全防備のロンぺディン

11月ごろになるとソウルは急激に寒くなり雪が降る日も。街は黒のロングペディン(=ロングダウンコート)をきた人だらけに。寒さが痛いソウルでは必須アイテムですね。
昨年の冬はナショナルジオグラフィックのペディンが大流行しました。ナショナルジオグラフィックがまさかの雑誌でびっくりしたのを覚えています。

 

◆道端編

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ポケットティッシュじゃなくてウェットティッシュを配ってる

単価高そうなのに!
でも日本のティッシュほど配っている頻度は高くありません。

カーッペッ!ってやってる人を見ない日はない

汚くてすみません。PM2.5で空気が汚いせいでしょうか…。
これってわたしの住んでいる地域だけですか!?
※地域限定の可能性があります。

急に道を聞いてくる

「あの〜」や「すみません」の前触れなく「この電車って〇〇行きますか?」と聞かれます。いつも、わたしに話かけてましたか?ってなります。(笑)

最近では宗教の勧誘などで話かけてくる人もいます。やさしく「あの〜」と話しかけると怪しまれるので話しかける方も警戒しているとか、いないとか…。 

ワイヤレスイヤホンの所持率の高さ

老若男女がワイヤレスイヤホンを使っています。街中ですごい大きな独り言喋ってて、この人やばいな…と思ったらワイヤレスイヤホンで電話していたという場面になんども遭遇しました(笑)
よく電話をする文化があり、地下商店街でも格安のワイヤレスイヤホンを売っていて気軽に購入できることも要因かもしれませんね。

 

◆お買い物編

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食品、生活用品、量が多い

日本でいうヨーカドーやイオンのようなスーパーはどれもファミリーサイズ。お肉は1パック800グラムが当たり前。生活消耗品は大容量、2+1がお買い得!おかげで家は大量の在庫完備。

コンビニでも1+1

コンビニは定価の概念を覆してきました。一人暮らしにはありがたい、少量でお得な買い物。
時期によっても異なりますがコンビニでも水、ラーメン、アイスなど様々な商品が1つ買うともう一つもらえるセールをしています。スーパーまで行ったのに、物によってはコンビニで買う方がお得だった!なんていう落とし穴も。

なんでもだいたいクーポンか割引制度がある

割引、クーポン大国!
アプリダウンロード、オンラインペイ、会員登録で最大50%OFF!などなど。
生活者にとってはお買い得に買い物ができるのはありがたい仕組みです。
割引率が太っ腹すぎると原価がどうなってるのか心配になります。

カード社会の英才教育

中高生でもカードを持っています。チェックカードと呼ばれる、デビットカードです。親からのお小遣いはカードにチャージして支給されます。
現金を持ち歩かない人も多いため、現金払いの場合は口座送金をします。ともだちとの割り勘をした時も送金は当たり前。最近ではLINE Payのようなカカオペイを使っている人が増えました。
わたしの個人的な推測ですがお札を数えたり、小銭が出たり面倒で時間がかかるのでカード払いが根付いたのかなと思います。

宅配物はドアの前に

頼んですぐに届く荷物。不在か否かにかかわらずドアの前に荷物を置くスタイル。
女子一人暮らし、直接受け取らなくて良いシステムは安心できます。
ですが、紛失などのトラブルがないのかちょっと心配になることもあります。 

 ◆カルチャーショックは海外生活の醍醐味

毎日「わたしと違う当たり前」の中で生きていくことは簡単なことではありません。でも自文化との違いを知ることで自分の育った国を客観的に見ることができるように感じています。そして生まれた国や育った国という背景、生まれ持った顔や体に違いがあるようにそれぞれが持っている文化も個性なのだと思いました。

なんだか履歴書みたいになっちゃいましたが、こうしたカルチャーショックも海外生活ならではですよね♡いろいろなギャップを埋めながら楽しみましょう☺️